日本人旅行者の英語

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日本人がアメリカ・ロサンゼルスを旅行するときに真っ先に不安に感じるのが英会話。英語が不得意と感じる日本人はとても多い。でも、英語が分からなくてもロサンゼルス旅行を楽しむことはできる。さて、どうすればいい?

  • 【出発までに時間がない場合】
  • 【出発まで時間の余裕がある場合】
  • 【英語の準備をしっかりする場合】(もし、あなたが本気なら・・・)

*英語に関するご質問にまとめてお答えしてみました。たくさんのご質問ありがとうございました。内容については、あくまでも一つの見方だという程度に思っていただければと思います。皆さんそれぞれ試行錯誤して、自分なりの方法を見つけてください。ちょっと長文になりますが参考になれば幸いです。

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日本人旅行者の英語

【出発までに時間がない場合】

● その1 英語はダメだとあきらめる。

英語に限らず数日間で外国語をマスターすることは不可能。英語の準備期間が取れない場合、まず英語で会話をすることはあきらめよう。この際、考え方を変えて「日本語と今の自分の英語力だけでどこまでいけるか。」と開き直るくらいでいい。

まず、英語をあきらめることによって、気が楽になるし、それなりのやり方が見えてくる。旅行好きな人は世界を何ヵ国も渡り歩くが、決まって言うのが「何とかなる。」ということ。確かにいちいち訪れる国の言葉を学んでいったら、いくら時間があっても足りない。

必要があれば日本語と英語の混ぜこぜでもいいから堂々と話しかけてみよう。意外と意図するところは通じたりする。声が小さくて聞き取れなかったり、モジモジして何をしたいのかわからない状況はアメリカ人にとっても困る。旅行関係で働いている人たちは日常的にあらゆる国の人たちを相手にしているので、英語が話せない人を応対することに慣れている。

芸人、出川哲郎氏やいとう あさこさんは世界を旅するテレビ番組のなかで、外国語が堪能な様子はちっとも見受けられないが、それぞれ訪れた国をそれなりに楽しんで帰ってきている。世界の共通語はとりあえず「笑顔!」

● その2 地図を忘れずに。

英語が分からなくても地図があればなんとかなる。小さなガイドブックでも必ずなんらかの地図が載っている。その辺を歩いている人を捕まえて、地図を指さし行きたいところを聞いてみる。日本語でも覚えたての英語でもいい。すると、どこの国の人であっても、「この人はここに行きたいんだな。」ということは理解してくれる。

話のきっかけは「エクスキューズ ミー」(ちょっとすみません。)これで、話しかけてみよう。あとは、「サンキュー」と「ソーリー」だけで乗り切ってみる。日本人は「ソーリー」の割合がちょっと多いので、「サンキュー」を多用しよう。

人に道を聞けない人は結構多い。日本国内で日本人相手に聞く場合であっても無理。人に話しかけること自体が苦手という方々。この場合は、英語がどうのといった言葉の問題ではなく、引っ込み思案な性格の問題。

旅の恥はかき捨てといわれることもある。どうせ外国だし。といったくらいの気持ちでちょうどいい。ここは思い切って自分を解放してみよう。自分の意外な底力を発見できるかもしれない。

観光地では世界各国から旅行者が来ている。道を聞いた人が、そもそも旅行者で土地に不案内だったり、英語が分からないといったケースも十分ありうる。十分な情報が得られない場合、また別の人を捕まえて聞いてみよう。

● その3 旅行英会話本は便利。

日本語と英語対訳が載っている旅行英会話本はとても便利。道を聞いたり、レストランを聞いたり、体調が悪い時の対処を聞いたり、様々なシチュエーションで代表的な例文が複数書いてある。

文章を覚えておく必要はない。ただ、どこにどのような文章が書いてあるのかは事前に確認しておこう。また、あまり長い文章が載っている本はあまり実用的ではないので、ほんの一言がたくさん載っている本が役に立つ。

自分が言いたいことが分からなかったり、相手の言うことが分からなかったりするときは、本の中で対象となっている部分を指さして相手に差し出してみよう。すると、相手は瞬時に英語が分からないことを理解してくれて、指さしで応えてくれる。本を媒介にして指さしだけで会話ができてしまう。

● その4 文明の利器を利用する。

最近の電子辞書や、スマートフォンの翻訳アプリはよくできていて、日本語を英語に、英語を日本語に瞬時に翻訳してくれる。しかも日本語、英語をその場で話してくれる機能もある。これで旅行中、ほとんどの会話は済ますことができるほど。

英語の勉強に時間を割くくらいなら、むしろ、このようなツールの使いかたに習熟したほうが、快適な旅行を楽しむことができる。スマホ一つで、英語圏だけでなく世界中を旅することだってできる。

iPhoneやAndroid携帯は元々アメリカのもの。今となってはアメリカ人で使えない人は少数派といえる。日本と同様、アメリカ人も同じように歩きスマホをする人はたくさんいる。日本人旅行者がスマホ片手に歩いていても全然不思議な光景ではない。

● その5 日系サービスをフル活用する。

ロサンゼルスはアメリカの中でも日本人や日系人が特に多い地域。日本語ツアーや日本語ホテルなど旅行関係の日本語サービスも充実している

衣食住、あらゆる場面で日本語のサービスがあって、やる気になれば日本語だけで生活することだってできる。日本人の大家さんからアパートを借りて、日本語の車屋さんで車を買って、日本の保険サービスを利用し、日系スーパーマーケットに行き、日本語テレビをみて、日本語のお医者さんに通って・・・

となれば、数日間の旅行程度であれば、日系のサービスをうまく活用すると英語なしでも十分いける。

この場合、どこにどのような日本語サービスがあるかを事前に知っておくことの方が重要。インターネットの記事や旅行ガイドなどを事前に読んでおいて、自分に必要になりそうな日系サービスを調べておこう。


【出発まで時間の余裕がある場合】

● その1 まずは英語をはじめよう。

出発までに時間がある場合は、気持ち的にも余裕があったりすることもあって、ついつい日々の雑事を優先してしまいがちだが、毎日の生活の中で英語を勉強する時間を設けよう。

特に、会話に特化した練習が必要で、自分が言いたいことを英語で表現できるということだけではなく、相手の話す英語を理解する必要がある。いわゆるスピーキング&リスニングといった分野。

これは、どちらかというと勉強や学習というよりは、スポーツの基礎練習に近い反復練習。口で話して、耳で聞いて、をくりかえす。むしろ訓練と言ってしまった方がよいかもしれないが、これには時間的な余裕が必要。

● その2 間違ったってかまわない。

日本人が留意すること、それは「間違えたって恥ずかしくない!」ということ。バンバン間違った英語をしゃべってしまって構わない。あくまでも、英語は意思伝達ツールで、用事が足りさえすれば十分と割り切ろう。

実は、意外に思うかもしれないが、アメリカ人でも間違った英語を話している場面がたくさんある。特に口語ではむちゃくちゃな時もあって、会話を文字におこしてみるとそれがよくわかる。

それでもアメリカ人同士英語で会話が成り立っているのは、何についての会話なのかといった文脈を追っていて、お互い話題についてのある程度の知識を共有しているから。一つ一つの言葉の間違いなどことさら取り立てて気にすることも少ない。

● その3 美しい英語は話せない。

外国人が日本に長く住んでいて、日本語を流暢に話していても、やはりお国訛りが出てしまうのと同じように、どんなに英語を練習しても日本人が英語をネイティブのように話すのは無理。

幼少期に英語圏で暮らした経験のある人は美しい英語を話せる可能性があるが、成人近くになるまで日本で暮らしている人は、思考方法や口の動かし方など日本語でほぼ固定されてしまう。しかも、これはどんなに練習しても一生矯正されることはない。この点は素直にあきらめよう。

ただ、より自然に聞こえる英会話というものはあって、これは日本人でも努力次第で何とかなる。言葉のチョイスや応対の仕方であったり、相槌の打ち方であったり、目の配り方、身振り手振りなど、英語を話すときにアメリカ人が取る特徴的な動きを観察して真似てみよう。

● その4 とにかく英語ネイティブと話す機会を作ろう。

真っ先に英語をネイティブに話す人を見つけよう。最近の小・中・高校などの学校での英語教育は、徐々に役に立つものに変わってきていて、英語圏から先生がきている場合もある。あるいは街の英語学校に通ってみたりするのもいい。

学校以外のプライベートな時間でも英語の先生と一緒に過ごせるチャンスがないか探ってみよう。家族や学校に相談して、自宅に招いてみたり、一緒に出かけたりするのも一つの手。

日本に来ている外国人であれば、日本のこともよく知っているし、日本人が話す英語にも慣れている。一緒に過ごすうちに英語の表現方法なども吸収できる。会話が意外と短い文章、時には単語だけでやり取りされていることに気が付いたりする。

また、ネットの動画サイトなどで英語のコンテンツを意識してみてみるのもいい練習になる。自分の得意分野から始めてみるといい。お料理が得意なら英語の料理番組。野球が好きなら英語の野球中継。などを見ていると、映像が助けとなって全体の話は意外と理解できたりする。


【英語の準備をしっかりする場合】(もし、あなたが本気なら・・・)

● その1 英語圏で暮らしてみよう。

学生で時間に余裕があったり、社会人でも仕事に都合がついたりする場合には、数週間程度でも英語圏で暮らしてみよう。

一般的な方法は、各国にある英語学校へいくこと。プログラムの中には教室内のクラスだけでなく、課外活動や観光が組み込まれていることもある。英語が全く分からない人から対処してくれるクラスもあれば、大学などへの進学を目的とするクラスまでさまざまあるが、いずれにしても、学校にいるのは英語教育のプロばかり。多くの学生を見てきている。

非英語圏からの学生が世界中から集まって英語を勉強していて、英語が分からない者同士いろいろな苦労を共有できるのも貴重な体験。ホームステイや学生寮などが用意されている場合もあるし、アメリカに知り合いや親せきがいる場合には、しばらく滞在先として御厄介になってもいい。

一般的な日本人が日本で英語を勉強するにはどうしても限界がある。諸々の条件を勘案しても、アメリカの英語学校は英語教育についてはとても優れている。

わずか数か月で、学生たちは英語に対する自信と実力が一気に上が る。生徒のやる気や環境の違いもあるのだが、個々の具体的な英語学習へのアプローチや授業方法、言語に対する考え方の違いが結果となって表れているといえ る。

● その2 留学してみよう。

数週間でも英語圏で暮らし、英語学校で勉強するだけで、かなり英語が上達する。中には見違えるようになる人もいる。ただ、やはり英語をある程度マスターするためには、もっと長期間の練習が必要。

語学留学でも1年、2年といった長期のプログラムを用意している学校は多い。さらに、そこから大学に進学する方法も見えてくる。アメリカの大学は何歳であっても入学可能。若い人も、ある程度年齢を重ねた人も、一緒に机を並べて勉強している。

もちろん通っているのは一般のアメリカ人。その中に混じって一定期間を一緒に過ごすことになる。一部生活を共にすることもある。そうなるとまさにアメリカ生活そのものの中に自分の身を置くことができる。

● その3 就職してみよう。

どこの国でも同じだが学生の世界と、社会人の世界は全く次元の異なる世界。社会人として英語圏で働くことで見えてくるものがある。

自分のデスクにあるのは英語の書類の山。周りの同僚はアメリカ人。取引先もアメリカ人。もはや強制的に英語の世界にずっぽり浸ることになる。必要なことは英語で伝えなければならないし、英語の電話も頻繁にかかって来る。こうなると、ロサンゼルスに旅行がどうのと言ったレベルを超えて、英語が生活そのものとなっていく。

このような環境で数年間もまれると、英語に対しての不安はかなり少なくなっていく。英語を本気で学ぶということは、一定期間英語オンリーの環境の中に飛び込んでみること。逆に言えば、そこまでしないと本当の英語力はついてこない。

● その4 ボーイフレンド、ガールフレンド、結婚

どの国の言葉でも最も上達が早い方法の一つとして、現地のボーイフレンド、ガールフレンドを見つけること、とはよく言われること。生活を共にしていくうちに否が応でもその国の言葉を使っていかざるを得ない。

恋愛が成就して国際結婚という話になったら、先方の親族などとのやり取りも発生するし、将来、本格的な移住も十分あり得る。海外で子供が生まれるとなれば、その国の医療システムや相応の医学的な知識も必要になる。それを現地語で勉強することになる。様々な形で地元のコミュニティーにも参加せざるを得ない。

自分が置かれたシチュエーションによって必要とされる英語も変わって来る。必要性、真剣度によって言語学習のスピードは大きく異なる。英語の学習というよりは、周りの状況になんとか対応していくという姿勢が大切。

● その5 英語は個別対応から

英語を勉強する際、すべてのシチュエーションをカバーするオールマイティーな方法というのは存在しない。

  • 初対面の人と会うときの会話。
  • レストランで使う語彙。
  • アメフトを楽しむ方法。
  • 交通機関に乗るには。
  • 映画の英語を理解したい。
  • 病院でお医者さんの英語を理解する方法。
  • 学校で論文を提出する。
  • 市場での値切り方。
  • 友人とゲームをしているときの話し言葉。
  • 英語の契約書を読み解く。
  • 恋人や夫婦間の会話。
  • 警察に駐車違反のチケットを切られた場合の対処。
  • 上司や部下とのビジネス会話。
  • 英語原文で新聞や雑誌・本を読む。
  • コメディーショーを楽しむ。
  • テレビでニュースを聞く。

など、あげればきりがない個別・具体的な状況ごとに、個別対応で勉強していくというスタイルがより実践的。

より多くの状況に対処ができるということが、より生活に密着して生きた英語を扱える、ひいては英語をマスターしていくということにつながる。

個別の状況に対処しているうちに、次第に英語全体として状況ごとの違いを意識しなくなり、本人でも気が付かないうちに様々な英語を使い分けるようになる。

● その6 本当の英語力とは

日本では英語のレベル分けを日常英会話やビジネス会話などとすることがあるが、これはあまりあてにならない評価方法。「日常会話くらいできれば・・・」ということを聞くことは多いが、これは実はものすごくハードルの高い目標。

一般的にビジネス英語というのは、分野ごとの特殊な語彙力は必要になるものの、個々の仕事は一定のルーティンに沿って行われていることが多く、ある程度決まった英語でなんとなく対処ができたりする。

これは大学などで講義を聞く場合にも言える。内容は難しいのだが、先生ごとに一定のパターンがあって、それに慣れてしまえば、あとは新しい情報の吸収に専念できる。

対して、日常英会話での話題は多岐にわたり、映画やテレビドラマ、スポーツ、事件・事故、恋愛、国際関係、政治・経済、など様々。あらゆる分野に幅広い知識や経験、興味が必要。話すことがあるから話しているということで、その方法がたまたま英語だという流れ。

日常英会話がそつなくこなせるということは、相当な英語力があるということ。交渉事などのタフな状況でビジネス英語を使う場面でも、実際には日常会話力が問われているということも多い。

アメリカ人と雑談を楽しむためには、より総合的な英語力が必要。あなたはどう思うのか?と意見を求められることもよくある。自分の発言が正しいか間違っているかはともかくとして、とりあえず何か意味のありそうな発言をしなければならない雰囲気というか圧力を感じることもある。そんな時には、何もなくても、何かをひねり出さなければならない。

時には何らかの感情を表現することもあるが、アメリカ人でも自分の感情をうまく言葉にできない人は多い。喜怒哀楽を英語でうまく表現できる人は、ある意味ネイティブ以上の英語力の持ち主ともいえる。

学ぶべきことは無限にあるようで気が遠くなるが、人それぞれ時間には限りがある。自分に必要な英語とは何かを見定めて、それぞれの目的に応じて賢く英語を学んでいきたい。


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