エル エー(L.A.) アート ブック フェア

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今年で4年目を迎えるアートブックに特化したブックフェア。写真集や絵画本、世相を反映した本や雑誌、カタログや研究書などあらゆる種類の出版物が集まる展示販売会。

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エル エー(L.A.) アート ブック フェアの情報

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The Geffen Contemporary at MOCA入口

ニューヨークで行われているフェアがロサンゼルスにやってきた。今年で4年目を迎えるL.A.アートブック フェア。

年々出店者が増えてきていて、今年は333店舗にまで拡大している。4万人になろうとする来場者数がある。広いスペースなのだが、週末などは大変混み合い身動きできないほど。

非営利のPrinted Matter社が主催している。ニューヨークでアートブックを精力的にセールスしている本屋さん兼イベント会社。

社名のPrinted Matterとは英語で印刷物といった意味だが、Matterには重要なこと、大切、問題といった意味もある。つまり、「本は重要なんだ!」といった主張が込められている。

言葉の使い方として、例えば、’It may not matter to you, but it matters a lot to me!’といえば、「あなたにとっては取るに足らないことでしょうけど、私にはとても大切なことなんです!」といった意味合いになる。

会場となっている、The Geffen Contemporary at MOCAロサンゼルス現代美術館の別館としてリトル東京にできた美術館で、アート関連のイベントなどがよく行われている。ジャパニーズ アメリカン ナショナル ミュージアムのとなり。

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日本からの出店も

アートに関する書籍はほぼすべてのジャンルを網羅していて、古典的なアートを解説した本や、時事問題を扱った雑誌などさまざま。

このようなブックフェアに付きものなのがZine(ジンあるいはジーン)。英語で雑誌はmagazineというが、最後の4文字をとったもの。

良く言えば自費出版本ということになるのだが、パソコンで印刷したり、手刷りをした数枚のプリントをホチキスでとめた、しおりのような手作り本。これを数ドルの適当な値段を付けて売っている。ほとんどの場合、作れるのは多くても数百部程度。

出版社だとか街の本屋などとは特に関係がなく、各人好きなように作った本なのだが、これはアーティストとしてはアート心を刺激する媒体。デザインや紙に凝ってみたり、一冊一冊異なるイラストを手書きしたりなどユニークな本が所狭しと並んでいる。

加工写真や詩、物語や何らかの主張など、なんでも自分の好きな事柄を集めて綴じれば出来上がり。好き放題に発言できる自由なメディアとしても注目されている。ロサンゼルスを中心にした西海岸の発祥で、今となっては一種のカルチャーともなっていて、世界に普及している。

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熱心に立ち読みする人々

インターネットの普及によって、新聞、雑誌、書籍などの紙媒体の凋落が止まらない現代社会。

世間の流れに反して、あえて紙媒体にこだわる人たちの活動が近年活発になっている、という不思議な現象を端的に表しているイベント。

世界中の情報が、ありとあらゆる言語で手に入れられるインターネット。一見、世界は広がっているように見える。

しかし、その実態は、自分の興味のある分野しかアクセスしなかったり、インターネット上にコミュニティーをつくったりして、閉じた世界を形成して使っている人が大半。

基本的にアナログにできている人間にとって、本とは自分の身の丈を正直に反映している居心地のよい媒体でもある。押し寄せるデジタルの大波にどこまで対抗しうるか、今後の活動が注目されている。


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